シャント手術を視野に

書こう書こうと思いながら、内容が長い事もあってのびのびになっていたシャントについての近況報告です。まにあっくな内容で、おそらく関係のある方しか興味が無いかもですが、ご了承くださいませm(__)m

 

先月の記事シャントトラブル未遂?(2/8)で触れた、シャント周りの謎の膨らみについて、3/17に慈恵医大でCT検査をしました。

そもそも膨らみが見つかったのは2/4。それからひと月以上経ってまして、時にはシャントに沿って胸の辺りまで膨らむ事もあれば、さほど気にならない時も。その間も歩はいたって元気だったこともあり、実のところ(あまり気にすることもないんじゃ….)という雰囲気にさえなってきてました(笑)

 
シャントに沿った膨らみ
画像では右耳の後ろから胸にかけて膨らんでいるのが問題の個所。これくらいボコボコと目立つ時もあれば、触らないと気がつかないくらいの日もあります。

 

3/17の検査後、先生から伺った話の結論としては、そろそろシャント交換の時期かも?ということ。

ちなみに水頭症対策のシャント術を1文で言うと、
『脳髄液を頭の中で上手く吸収できず、脳室に溜まってしまい脳を圧迫する髄液を脳室から吸い上げ腹部へと逃がし、そこから体内へ吸収させるもの』
っていう感じです。

CTを撮って分かったことは、

1.謎の膨らみは水分であり、おそらくシャントで流している髄液が漏れている

2.身体の成長とともに頭も大きくなっており、漏れているのはシャントの先端が、脳室から抜けかかっている部分からだろう

3.現状では、日々の生活は全く問題なし

 

今後の展開としては、まず大きく2つ。

1.このままシャントが抜けても、身体が自力で対応できる(頭内で髄液を吸収できる)ようになっていて、シャントが不要になる(ポジティブパターン)

2.脳室から髄液を逃がす処置を継続

見極めとしては、完全に抜けた時に身体が対応できなければ、シャント不全の症状が起こる。対応出来ていれば、定期的(次は3ヶ月後予定)に撮るMRIで抜けた事が発覚する、という感じ。

もちろんポジティブパターンであれば(それでも今後に備えて薄いバルブ的なものは頭に入れておくらしいですが)、全く心配はなく、シャントを使わない日常が送れることになります。問題は、ネガティブなケースだった場合で、これは今まで経験せずにすんでいたシャントトラブルが近々起こる可能性が高いということです。

 

シャントトラブルが起こったら、選択肢は2つ。

1.手術:内視鏡下での第3脳室底開窓術をする

2.手術:シャント再建

どっちにしても手術が必要になります。こうなったらまな板の上の鯉として、先生に委ねるしかありませんので、覚悟は要りますが考え方はシンプルです。そもそも、第3脳室から第4脳室への道が塞がることで髄液が溜まってしまうため、そこの通り道を開ける(文字通り穴を開けるようです)というのが1の第3脳室底開窓術。

事前に頭内で髄液を吸収できるようになっているのを確認することが必要ですが、歩には幸いキアリ奇形もなく、第3脳室底開窓術を選択肢として考えられる状況にあります。

第3脳室底開窓術の場合、第4脳室への道が出来たとしても、その後に頭内で上手く吸収できない場合や道が自然と塞がってしまう場合には、再びシャントに頼るしかありませんので、最悪2回の手術が必要になる可能性もあります。

さて、長々と書いてきましたが、複雑そうに見えて図にすると案外シンプルだったりします。

今後の相関図

問題は、シャントの先端が抜けた時にシャント不全が起きるとすれば、その時期が近付いているという事実。今までもシャント不全のリスクはありましたが、今後はさらにこの緊張感を持ち続けて生活しなければならないという事になります。

そして第3脳室底開窓術が可能となった場合に、機能しなければ結局シャント再建術、つまり頭部の手術が2回になるのを知りながら第3脳室底開窓術に挑戦するのかどうかという選択を迫られるという事。
今の時点で、自分は第3脳室底開窓術をやってみたい、カミさんはシャントでもいいんじゃないか、という感じで、夫婦の意見が割れそうな気配。

緊迫した場面で選択を下さなければならなくなるので、あらかじめ意見を揃えておくべきですが、それでも、いざ現場に遭遇して緊張を強いられている精神状態では、事前の判断に迷いが生じることも考えられます。

選択肢はシンプルでも、どっちを選ぶのか?の判断は難しい。それが自分の事ならまだしも、娘の身体ですからねぇ。とりあえず、とことん悩んで、話し合って、あとは覚悟を決めてその時を待ちたいと思います。

 

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コメント

  • どきどきしながら読ませていただきました。
    この3年間シャントは何事もなくきましたが、いつどうなるかわからないですね。
     産まれてまもなくシャントの手術したとき、もしかしたらいずれどこかに穴をあけてシャントがいらなくなるとか漠然と説明された記憶があります。これが1の選択のほうでしょうか。いずれにしても歩ちゃんが良い方向へ向ってくれることを願っています!

    by aki 2011/03/25 10:17 PM

  • > akiさん

    コメントありがとうございます。
    シャントって相性みたいのがあるらしく、トラブルが続く方もいれば、特に問題なく過ごせてしまう方もいるんだそうです。幸いウチは問題なく過ごせてきましたが、サイズの問題は成長とともに必然的なものですから、こればっかりはなんともしがたいところです。
    もしシャントの入れ替えになったとしても、また相性の良いパートナー(シャント)であることを願うのみです。

    by 歩パパ 2011/03/27 6:58 AM

  • お久しぶりです。歩ちゃん、そろそろそんな時期なんですね。

    うちのこうせいは以前食事をほとんどしなくなってしまってよく吐くようになった時に検査入院をして造影検査をしたら、どうやら第三脳室の道は通っているみたいだという結果になりまして。5~6歳になったらできるかもしれないと言われていた内視鏡手術の道がなくなってしまいました。

    現在二歳でシャント手術3回。結構多い方だと思います。個人的意見ですが内視鏡によって穴が開けられるなら開けて管とおさらばしたいですね;穴さえ定着してくれればのちのリスクは人口の長い管を入れているのより低いのではないかと思うのです。

    決まるまではいろいろ不安だと思いますが、歩ちゃんにとって一番良い方向にむかってくれるといいですね。

    by いつこう 2011/03/29 1:09 AM

  • > いつこうさん

    こんにちは、皆様お元気でしょうか?
    先日、慈恵に行った時には歩が「こないだ一緒に車で遊んだ子は?」なんて
    言ってましたので、またそのうちお会いできるといいですね。
    まぁ、病院でお会いしましょうっていうのはどうかとも思いますが・・・(笑)

    by 歩パパ 2011/03/29 9:08 AM

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